70代女性 腰痛
こんにちは!整体サロン アンティオールです!
本日は「腰痛」でお悩みの70代女性の症例をご紹介いたします!
70代女性/腰痛を主訴にご来院された方の経過報告。
ご来院のきっかけ
日常生活は比較的活動的に過ごされていたものの、数か月前から腰の重だるさや痛みを感じる場面が増えてきたことが来院のきっかけでした。特に、友人との外出後や長時間歩いたあと、椅子から立ち上がる際に腰の違和感が強く残るようになり、ずっとこのままなのかと不安を感じるようになってきたとのことです。
まだ動けるからと我慢することも考えたものの、これ以上悪くなる前に状態を一度しっかり評価してもらいたいと考え、当院へご相談くださいました。
初回時の状態
- 日常生活は自立しており外出頻度も高いが、動作の切り替え時に腰部へ負担が集中しやすい状態
- 特に立ち上がりや歩き出しの瞬間に腰部の違和感が顕在化し、動作がワンテンポ遅れる傾向あり
- 長時間の活動後に腰部周囲の張り感が増し、疲労が抜けにくい状態
- 腰椎・骨盤周囲の可動性低下がみられ、体幹主導ではなく腰部主導で動作を行っている様子
- 臀部・背部筋群に持続的な緊張があり、左右で筋の使い方に偏りがみられる
介入
- 腰部への直接的な刺激を最小限とし、骨盤・股関節を含めた動作の土台づくりを優先
- 体幹と下肢の連動性を高めるため、立ち上がり・歩き出し動作を想定した調整を実施
- 腰部周囲で過剰に働いている筋群の緊張を緩め、力が分散される状態を誘導
- 臀部・大腿部の支持機能を引き出し、腰部に集中していた負荷を下方へ逃がす介入
- 背骨全体のしなやかさを取り戻すため、胸郭・股関節を含めた可動性の再構築
- 日常動作の中で無意識に行っている身体の使い癖を共有し、再現性のある動作へ修正
- 施術中は身体の変化を都度フィードバックし、本人が変化を実感できるよう対話を重視
経過・結果
- 初回
- 上体後屈動作にて制限されていた可動域が拡大し、同動作時の腰部痛が軽減
- 立ち上がり・方向転換時の腰の引っかかり感が減少
- 腰だけで支えていた感覚が薄れ、体幹全体で動けているという実感を得られる
- 5回目
- 日常生活動作で腰痛を意識する頻度が減少
- 外出や人と会った後でも、腰の張りや重だるさが残りにくくなる
- 動作時に自然と背骨を伸ばす意識が芽生え、姿勢保持が安定
- 10回目
- 上体後屈・歩行・座位姿勢いずれも腰部の不安定感なく行える
- 活動量が多い日でも腰痛の再発なし
- 身体の状態変化を自分で把握し、早めに調整できるようになる
- 現在
- 腰痛に制限されることなく、日常生活・対人活動を継続
- 腰だけに頼らない動作パターンが定着
- 身体への関心を活かし、セルフケアと施術を組み合わせた良好なコンディションを維持
Before / Aftere


施術のご相談・ご予約
評価
問診では、日常的に外出や人との交流が多く、活動量が高い生活を送られていることがうかがえました。一方で、「動けているから問題ない」という意識が無意識に働き、腰部に負担が集中している状態であると考えられました。
特に立ち上がりや上体を反らす動作では、股関節や体幹の連動が乏しく、腰椎主導で動作を行っている傾向がみられ、これが慢性的な腰痛につながっている要因の一つと評価しました。
動作評価では、上体後屈時に可動域の制限と疼痛が認められ、脊柱全体を分節的に使う動きが出にくい状態でした。また、体幹筋群の緊張が持続しており、動作時に必要な弛緩が起こりにくいことも確認されました。
その結果、日常的に身体を動かしているにもかかわらず、回復が追いつかず負担が蓄積している状態にあると判断しました。
一方で、身体への関心が高く、ご自身の変化にも気づきやすいことから、適切な評価と介入によって動作の質を改善できる可能性は十分にあると考えました。
本ケースは、加齢による機能低下が主因ではなく、これまでの生活習慣や活動スタイルによって形成された身体の使い方が、腰部への負担を増大させていたものと評価しています。
施術内容
施術では、腰部の痛みそのものに対する対症的な介入に終始するのではなく、腰部に負担が集中している背景を丁寧に整理しながら進めました。
評価の段階で、腰椎単独で動こうとする癖が強く、股関節や胸椎の可動性低下を腰部が代償している状態が確認されていたため、まずは脊柱全体と下肢を含めた連動性の回復を目的としました。
初期の施術では、腰背部および骨盤周囲筋の過緊張を緩和し、動作時に必要な可動域が自然に出やすい状態を作ることを重視しています。特に体幹筋群は、支えるために常に力が入っている状態であったため、単に緩めるのではなく力を抜きながら動ける、といった感覚を引き出すことを意識しました。
そのため、呼吸を介したアプローチを取り入れ、呼吸と脊柱の動きが連動するよう誘導しながら施術を行っています。呼吸に合わせて胸郭の動きを引き出すことで、胸椎の可動性が改善し、結果として腰椎の動作負担が軽減するよう調整しました。
また、股関節に対しては、支持性と可動性のバランスを整えることを目的に介入しています。歩行や立ち上がり動作の中で股関節が十分に使われていない場面が多く見られたため、骨盤と大腿の動きが分離して行えるよう、周囲の軟部組織へのアプローチとともに、軽い動作誘導を行いました。
施術の各段階では、施術前後の姿勢や動作を写真で確認し、身体の変化を共有しています。これにより、ご本人が感覚だけでなく視覚的にも変化を理解でき、施術の効果や身体の使い方を納得した上で受けていただけるよう配慮しました。
回数を重ねる中で、腰部への直接的な介入は徐々に減らし、全身の協調性を高める施術へと移行しています。これにより、その場での変化だけでなく、日常生活や活動量の多い生活の中でも腰部に負担が蓄積しにくい状態を目指しました。
最終的には、施術によって整えた身体の状態を日常生活で維持できるよう、動作の意識づけや簡単なセルフケアも段階的に取り入れ、安心して活動を続けられる身体づくりをサポートしています。
経過と変化
初回来院時は、慢性的な腰痛を背景に、動作の中で腰部に過度な負担が集中している状態でした。特に上体を反らす動作では可動域の制限がみられ、同時に腰部に不快感が出現していました。施術後には、上体伸展時の可動域が拡大し、動作に伴う痛みも軽減が認められました。ご本人からも「動きやすさが増した」という実感が得られ、身体の変化を前向きに受け止められていました。
5回目の来院時には、日常生活動作における腰部の負担感が徐々に軽減し、動作の開始時や姿勢を変える際の違和感が減少してきました。これまで腰部主導になっていた動きに対して、股関節や体幹全体を使った動作が自然に出現するようになり、上体伸展動作においても恐怖感なく行える場面が増えていました。活動的な生活を送られている中でも、疲労の蓄積が以前ほど腰痛として現れにくくなってきた印象です。
10回目頃には、腰部に対する意識が大きく変化し、痛みを避ける動きから、無理なく動ける動きへと移行している様子が見られました。上体の反らし動作は日常生活レベルでは問題なく行えるようになり、外出や友人との活動後も強い腰痛を訴えることは少なくなっています。ご本人自身も身体の状態を客観的に把握できるようになり、調子の変化に早めに気づけるようになっていました。
現在はメンテナンス期として通院されており、腰痛そのものを主訴とする場面はほとんどありません。日常生活や趣味活動を継続しながら、身体の使い方や姿勢の癖を定期的に確認し、負担が蓄積しない状態を保つことを目的とした介入へと移行しています。腰部に対する不安が軽減されたことで活動量も安定し、以前よりも安心して身体を動かせる状態が維持されています。
担当コメント
この方の腰痛は、「強い痛みで動けない」というよりも、動けてしまうからこそ気づきにくい負担の積み重ねが背景にありました。日常的に活動量が高く、人との交流も多い分、身体のサインが後回しになっていた印象です。
初回の評価で印象的だったのは、腰部そのものよりも、動作の中で腰が代わりに頑張り続けている状態が長く続いていたことでした。本来であれば分散されるべき負荷が、長年の身体の使い方によって腰部に集約されていたため、違和感や痛みとして表面化していたと考えています。
施術では、その場の症状を軽減させることだけを目的にせず、これからも活動的な生活を続けるために、身体がどうあるべきかを軸に進めていきました。変化を写真で確認しながら進めたことで、ご本人がご自身の身体を客観的に理解できるようになり、施術効果が一時的なものではなく、日常に定着していったと感じています。
回数を重ねるにつれて、腰に対する意識が過度に向くことがなくなり、動作も自然でしなやかになっていきました。結果として、腰痛に振り回される時間が減り、日常生活や人との時間を以前より軽やかに楽しめていることが、何よりの変化だと感じています。
腰痛は「年齢」や「体力の問題」と一括りにされがちですが、実際にはこれまでの生活の積み重ねが、今の身体にどう表れているかを見ることが重要です。
これからも、その方の生活背景に寄り添いながら、長く動ける身体づくりをサポートしていきます。
治療のゴールは「痛みをなくすこと」だけではありません。痛みで奪われていた【好きなこと・やりたいこと・人生】を取り戻すことです。
何もしなければ今の状態は変わりません。むしろ悪くなるリスクの方が大きいです。まずは現状のご自身の状態を知ることです!是非、当院に足を運んでみてください(^^)
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