70代女性 股関節痛
こんにちは!整体サロン アンティオールです!
本日は「股関節痛」でお悩みの70代女性の症例をご紹介いたします!
70代女性/股関節痛を主訴にご来院された方の経過報告。
ご来院のきっかけ
長年続けてきたダンスのレッスン中、特に強い負荷をかけた覚えはないものの、ある日を境に股関節の痛みを感じるようになりました。最初は「少し休めば治るだろう」と様子を見ていましたが、日を追うごとに痛みが強くなり、立ち上がりや歩き始めでも違和感が出るようになっていきました。
これまで日常生活だけでなく、生活の楽しみでもあるダンスを続けてこられただけに、「もう踊れなくなるのではないか」という不安があり原因をしっかり確認した上で無理なく改善していきたいとの思いから、当院へご来院されました。
初回時の状態
- 片側の股関節に鋭い痛みがあり、歩行時に跛行(かばう歩き)がみられる
- 立ち上がり動作、方向転換の際に痛みが強く出る
- 股関節の可動域が制限され、特に屈曲、外転、回旋動作で痛みが誘発
- 片足時に強い痛みあり
- 殿部〜太ももにかけて筋緊張が強い
- 日常生活動作にも支障が出始めており、活動量が低下している状態
介入
- 殿筋群・腸腰筋・ハムストリングスの緊張を緩めるアプローチ
- 股関節の伸展を出すためのモビライゼーション
- 神経滑走で神経症状を軽減
- 日常姿勢の指導(立ち方・座り方・歩き方)
経過・結果
初回:歩行時の跛行(かばう歩き)が施術後に軽減
5回目:歩行時の跛行は消失し、左右差なく歩けるようになる。
10回目:ダンス中の股関節痛は消失。回旋や片脚支持など、股関節に負担のかかる動作も問題なく実施可能
現在:股関節だけでなく、膝・腰・姿勢など「今後不安になりやすい部分」も含めてメンテナンスを実施
Before / Aftere


施術のご相談・ご予約
評価
問診では、股関節の痛みが突然出現したことで歩行時に跛行が生じ、翌日に階段のある場所へ行かなければならない予定が入っていたことや、長年続けてきたダンスができなくなったことにより、強い不安を感じている様子がうかがえました。「このまま動けなくなるのではないか」「また痛みが出たらどうしよう」という気持ちが先行し、動作そのものに恐怖心が出ている状態でした。
身体評価では、関節そのものに強い変形や不安定性はみられず、主に股関節周囲の軟部組織(筋・筋膜)の緊張と滑走不良が痛みの主な要因と考えられました。特に殿筋群、腸腰筋、大腿筋膜張筋周囲に過緊張がみられ、動作時に股関節への負担が集中している状態でした。
姿勢評価では、長年の生活習慣によるスウェイバック姿勢(骨盤が前にスライドし、上体が丸まる姿勢)が定着しており、股関節を安定させる筋群が十分に使われず、結果として片側の股関節に負荷をかけすぎる動作パターンが確認されました。立位・歩行時ともに、無意識のうちに痛みの出ていない側へ体重を乗せるクセも強く、股関節への左右差が蓄積していたことがうかがえました。
股関節の評価では、可動域そのものよりも、動き始めや体重が乗る瞬間に痛みが出やすいことが特徴的で、特に片脚支持、方向転換、階段昇降動作で症状が誘発されていました。これはダンス動作とも重なるため、痛みと不安が強く結びついている状態と考えられました。
全体として、急性の股関節痛ではあるものの、背景には姿勢不良と動作のクセによる負荷の蓄積があり、軟部組織へのアプローチと姿勢・動作の再教育が重要と判断しました。
施術内容
施術では、まず股関節そのものに直接強い刺激を加えるのではなく、痛みにより身体が常に力が入ってしまい、十分に脱力できない状態を考慮し、末梢から段階的にアプローチを行いました。
はじめに、上肢や下腿の末梢部から緊張を緩め、接地時の衝撃を吸収しやすい状態をつくることで、股関節にかかる負担を軽減しました。次に、大腿部・殿部へと範囲を広げながら、股関節周囲の軟部組織の滑走性を改善し「力を抜いて動ける感覚」を少しずつ取り戻すことを重視しました。
股関節周囲では、殿筋群や腸腰筋、大腿筋膜張筋など、歩行や階段動作で負担が集中しやすい筋への過度な圧迫を避けながら、呼吸に合わせて緊張を緩めるよう調整しました。これにより、痛みで守るように固まっていた股関節が、徐々に動きやすい状態へと変化していきました。
また、スウェイバック姿勢の影響で股関節が安定しにくい状態であったため、骨盤の位置と体重の乗せ方を整え、片側に負荷が集中しないような立位・歩行の感覚づくりも行いました。
施術の最後には、翌日に階段昇降が必要であることを踏まえ、痛みを極力抑えるための動作指導を実施しました。
「どちらの足から出すか」「体重を乗せるタイミング」「上体の位置」などを具体的に確認し、不安を減らした上で日常動作へつなげていきました。
経過と変化
初回の施術後、歩行時に見られていた股関節をかばうような跛行が軽減し、歩き出しの一歩がスムーズになりました。痛み自体は完全に消失したわけではありませんが、「歩くのが前より楽」「足が自然に前に出る」といった変化を早い段階で実感されていました。
施術を重ねていく中で、股関節周囲の緊張が徐々に緩み、可動域も安定してきたことで、5回目には歩行時の跛行はほとんど見られなくなりました。日常生活での痛みも気にならない時間が増え、長年続けてきたダンスについても、身体の状態を確認しながら軽めの動きから再開できるようになりました。
10回目には、ダンス中に感じていた股関節の痛みや不安感はなくなり、回旋や片脚支持など、股関節に負担がかかりやすい動作も問題なく行える状態へと改善しました。動作が慎重だった初回と比べ、身体の動きに迷いがなくなり、表情や動きからも自信が戻ってきた様子がうかがえました。
現在では、股関節の痛みは再発することなく安定しており、ダンスを継続しながら日常生活を送られています。股関節だけでなく、今後負担がかかりやすい膝や腰、姿勢のバランスにも目を向けたメンテナンスを行い、「痛みを気にせず動ける安心感」を保てる状態を維持しています。
担当コメント
痛みそのものよりも、「これまで当たり前にできていたことができなくなる」ことが、患者さまにとって一番つらい部分だったと感じています。長年続けてこられたダンスが突然できなくなり、不安や戸惑いを抱えながらのご来院でした。
股関節の痛みは、年齢だけが原因ではありません。動きのクセや筋肉の使い方、関節の可動性の低下が重なることで、ある日を境に症状として表に出てくることがあります。今回は早い段階で身体の状態を正しく評価し、ダンス開始についての目安を提案し無理のない範囲で整えていけたことが、回復につながったと考えています。
施術を重ねるごとに、歩き方が自然になり、表情が明るくなっていく姿がとても印象的でした。「また踊れました」とお話しされる時の笑顔から、身体だけでなく気持ちまで前向きに変化していることが伝わってきました。ご友人やご家族様からも姿勢が良くなったと褒められていることも嬉しそうにお話いただきました。
年齢を理由に好きなことを諦める必要はありません。これからも安心してダンスを続けていけるよう、再発予防と身体づくりのサポートを続けていきます。
治療のゴールは「痛みをなくすこと」だけではありません。痛みで奪われていた【好きなこと・やりたいこと・人生】を取り戻すことです。
何もしなければ今の状態は変わりません。むしろ悪くなるリスクの方が大きいです。まずは現状のご自身の状態を知ることです!是非、当院に足を運んでみてください(^^)
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